最終更新日:2026.05.22

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異色の経歴からアイティアスリートへ。決め手は「受託案件中心」の環境

――学生時代はどのようなことをされていましたか。

高校には進学しましたが、入学後に対戦ゲームに没頭するようになりました。プレイしていたのはチーム戦の2D対戦ゲームです。ある程度実力もついてきたので、より本気でプロゲーマーを目指したいと考えるようになり、高校よりもゲームを優先する選択を取りました。結果的に高校は辞め、プロを目指して活動していました。

――プロゲーマーという道は厳しい世界だと思いますが、その後はどのように方向転換しましたか。

実際にプロの世界は、一般的に「上手い」と言われるレベルでは通用しません。トップの中のさらに上位でなければ戦えない環境です。そのため、自分の中で「20歳までに結果が出なければ別の道に進む」と期限を決めていました。結果的に20歳の時点で区切りをつけています。その間はゲームのスキルを活かして、プレイヤーに教えることで収入を得るなど、個人で稼ぐ経験も積んでいました。

――プロゲーマーから方向転換する際、どのような軸でキャリアを選ばれたのでしょうか。

PCに触れる時間が長かったこともあり、IT分野には自然と興味がありました。学歴の面も考慮して、就職支援付きの無料スクールに参加し、そこからエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。その後SES企業に入社し、ネットワークやサーバーなどのインフラ領域を経験。3年間在籍し、主に運用工程での実務経験を積みました。

――その後、アイティアスリートに転職された理由は何だったのでしょうか?

負けず嫌いな性格で、何かに没頭すると上を目指したくなるんですよね。前の会社でも「もっとステップアップしたい」という意思は伝えていたのですが、なかなかやりたいことができなかった。運用工程がメインの環境では限界を感じて、設計や要件定義などの、いわゆる上流工程をメインにできる会社で自ら道を切り開こうと決めました。

――複数社を比較した中で、アイティアスリートを選んだ決め手は何でしたか?

受託案件を主に扱っている点です。自社で案件を受ける形であれば、要件定義や設計といった上流工程から関われる機会が多いと考え、その点を重視しました。選考では2次面接に社長・副社長が揃って登場して最初は緊張しましたが、フレンドリーで世間話もできるくらいの雰囲気でした。とてもリラックスして本音で話せた記憶があります。

副社長の「先回り」の教えが、すべての案件に活きている

――入社後、下流から上流工程への切り替えはスムーズでしたか?

正直、全然スムーズじゃなかったです(笑)。同じネットワーク系でも、考えることも求められることも全く異なり、「まるで別の業務だな」と戸惑ったぐらいです。最初は公共インフラ企業の大規模データセンターにおけるネットワーク機器更新プロジェクトに配属。PMとして入ったのですが、お客様が何を求めているのかを汲み取りきれず苦戦しました。「もしこんなことが起きたら、どう対応するのか」といったリスク想定の問いに、経験がないまま答えなければいけない場面が連続しました。

――入社1年目でPMを任されて、どう乗り越えていったのですか?

人を巻き込むことを徹底しました。社内の誰に相談しても協力的で、担当外の方もフレンドリーに話を聞いてくれる雰囲気があったので、本当に助かりましたね。そして1年目の案件では、副社長がメンターのように熱心に教育してくれたことが大きかったです。

――副社長から教わったことの中で、今も一番染み込んでいるものは何ですか?

「先回りして考えれば、お客様の答えも自ずとわかる」という言葉です。リスクを聞かれるなら事前にリスクを想定しておけば良い。突発的に問われても、あらかじめ考えていれば対応できる。そのマインドが身についてから、どの案件でも「お客様が何を求めているか」を先に理解した上で立ち回れるようになり、トラブルを避けながらプロジェクトを進められるようになりました。

――現在は課長という立場を担われていますが、そこに至るまでの道のりについても教えてください。

最初の案件でPMをやりつつメンバーの育成をしたりもしていたので、入社後半年ほどでリーダーになりました。その後、業務量の増加といった背景もあり、一度リーダー職を離れる時期もありましたが、案件終了後に改めて評価され、入社から約1年半ほどで課長に就任しました。

――リーダーになると、結構業務が増えるんですね。

そうですね。当時は課長になることを見据えてリーダーを任せてもらっていたので、なおさらかもしれません。自分も課長の業務を知りたいとアピールしたので業務を分けてもらっていて、結局パンパンになってしまったところがあって。当時は自分が前に出すぎてしまっていました。

――そこから課長に就任されますが、ご自身のどのようなところが評価されたと考えていますか。

案件をそつなくこなす力、技術習得の速さ、メンバーの統率力などが評価されたと思っています。また、副社長の熱心なサポートもあり、「お客様の気持ちを汲んで、メンバーを回してプロジェクトを推進していく力」がかなり身についている状態だったので、それも評価されたのかなと。ちょうど会社が新規顧客の開拓を進める方針となり、新しい課が立ち上がるタイミングで課長として就任しました。

ティーチングではなくコーチングで——「自分を超えてほしい」という育成哲学

――課長になって、仕事への向き合い方で変わったことはありますか?

売上や会社目標をかなり意識するようになりました。案件をこなすことや技術習得だけでなく、「会社としてどう売上を上げるか」「目標に対してどうアクションを起こすか」「メンバーをどう動かすか」という視点が加わりました。今は2社の顧客を担当し、PMとしてプレイヤー業務8割・マネジメント2割というバランスで動いています。新規課の課長ということもあり、まだメンバーも多くないので、プレイヤー業務の割合も大きいですね。目標はすべて自分で設定し、会社に提案して承認を得るスタイルです。

――目標達成が難しいような局面において、意識されていることはありますか?

「案件を受注できるかどうか」「案件がいつ開始するか」が確定するまで時間がかかるので、今年度の目標を達成できるかという問題は常に考える必要があります。そのため、受注確度については特に意識を高く持っています。チームを組んでも案件がなくなってしまえばメンバーが稼働できない状態になってしまうため、受注確度をしっかり整理して、無駄のないようにアサインしています。

――メンバーのマネジメントにおいて意識されていることはありますか?

メンバーの希望と特性を最優先に考えてアサインすることです。課には私を含め4人のメンバーがいますが、月1〜2回の1on1で定期的に要望を聞いています。「技術を極めたい」「要件整理や関係者との調整の役割に強みがある」といった特性を業務のなかで見極めて、それを活かせる案件に配置する。育成面ではティーチングよりコーチングの手法を重視しており、答えは教えない方針です。昔ゲームを教えていた経験や、1年目に副社長から受けた教育がまさにそのスタイルだったので、自分の中で自然に根づいていました。

――実際にコーチングで変化したメンバーはいましたか?

はい。もともと少し控えめで、自分から積極的に動くことが多くなかったメンバーが、自分で答えを出してフィードバックを受けるサイクルを繰り返すなかで自信をつけて。最終的にはお客様の前でフロントに立って説明できるようになりました。答えを与えるより、自分で考える力を育てたほうが、本人の成長は早いと思っています。

「自分の限界を知るくらいの勢いで」学歴不問、裁量が人を育てる環境

――今後の目標は何でしょうか?

この課を大きくして、会社の中での立ち位置をしっかり確立すること。いずれは課を統括する部を立ち上げて、部長として規模をさらに拡大できたらと思っています。育成面では、常に「次世代の課長」を見据えた人材を育て続けたいです。「自分を超えてほしい」という気持ちで関わっています。

――今、改めて感じるアイティアスリートの魅力はどこですか?

裁量権の大きさが一番です。受託案件のなかでどう動くかは自分次第で、失敗体験も成功体験も自分ごととして積めますし、新しいことへの挑戦を会社が後押ししてくれる。今は自分で設定した目標に向かって、できることはどんどん主体的に実行し、自分の限界を知るくらいの勢いで進めています。

――最後に、転職を考えている方へメッセージをいただけますか?

私の経歴は特殊だとは思いますが、当社は学歴や経歴に左右されず、やる気がある人は本当にどんどんステップアップさせてもらえる環境です。フラットに挑戦できる場所だよ、ということを伝えたいですね。

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