最終更新日:2026.06.18

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上流工程への挑戦を求めて転職。面接時の対応に好感。

――まずはIT業界に入られたきっかけを教えてください。

文系学部を卒業後、最初は製造業の営業職に就職。その後、転職を検討していた際に性格面も踏まえてIT業界を勧められたことが転機となり、インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。運用保守から始まり、転職を重ねながらネットワーク設計構築やサーバー検証などに携わってきました。ただ、SESとして参画する中で、設計以降の上流工程や提案業務に関わる機会が限られており、自身の成長に一定の壁を感じるようになりました。

――アイティアスリートへの入社を決めた理由は何でしょうか。

転職のきっかけはスカウトでしたが、話を聞く中で上流工程に関われる案件が多いことや、技術力を高めるための環境が整っている点に魅力を感じました。特に、実務に直結するベンダー研修を会社負担で受けられる点は、自分のスキルを広げるうえで具体的なメリットがあると考えました。

また、面接では複数のメンバーが参加し、途中から社長も加わるなど、会社として採用にしっかり向き合っている印象を受けました。「興味があれば、ぜひ来てほしい」と率直に言われたことで、主体的に選択することを求められていると感じ、その姿勢にも納得感がありました。

年収面だけを見ると他社の選択肢もありましたが、自身のスキルやキャリアをどう伸ばしていくかを軸に考え、成長できる環境を優先して入社を決めました。

「仕組みがない」現場でゼロから作り上げた、チームの土台。

――入社後は、どのようなプロジェクトにアサインされたのでしょうか。

入社後は人員調整の関係で少し期間が空いたため、ネットワークセキュリティ製品に関するベンダー研修を、それぞれ1週間ずつ受講しました。今まで現場であまり操作したことがなかった機器だったので、大まかな機能に触れられたのはとても良かったです。10月からは大手化粧品メーカーのネットワーク設計・構築プロジェクトに参画し、現在も同じ案件に携わっています。業務内容は、拠点の新設や変更依頼への対応、機器のEOL(サポート期間終了)対応、セキュリティの脆弱性対応など、設計から構築まで一貫して行っています。

――社内でのポジションと、実際のプロジェクトにおける役割についても教えていただけますか。

社内的な役職はリーダーですが、案件の中ではエンジニアとして実務にも携わっています。弊社からは構築チームとして5〜6人が参画しており、お客様から見てリーダーの立ち位置にいるのは同チームの中島です。私はその中で、他のエンジニアの指導も担いながら業務をこなしています。

――入社されてから最も苦労されたことは何でしたか。

当初はチームの仕組みがあまり整っていなかったので、管理簿や朝会のフォーマットなどの作成を、主体的に課題発見・アイデア出し・実行まで回していかなければならなかったことです。例えば、チーム内のレビュー依頼を登録する「レビュー管理簿」を導入し、毎日の朝会でチーム全員が確認する習慣をつけました。いわゆる「言った・言わない問題」や、それによるお客様への提出遅れのリスクを防ぐためです。習慣化するまでは「レビュー出したら書いてください」と繰り返し声がけする必要がありましたが、今ではチームに定着しています。チーム全体の動きを安定させられた点は、大きな手応えになりました。

怒鳴らない、答えを渡さない。苦労した経験から培ったリーダーシップ

――リーダーとして、メンバーへの指導で意識されているポイントを教えていただけますか。

一番は、感情的にならないようにすることです。私自身が過去に怒鳴られて萎縮することが多かったので、絶対に怒鳴らないと決めています。もうひとつは、なるべく簡単に答えを渡さないことです。自分で調べたり考えたりする時間を十分に取ってもらい、これ以上は難しいと思ったタイミングで答えを教えるようにしています。

――その指導方針について、具体的なエピソードがあれば教えていただけますか。

去年、新人メンバーにネットワーク機器のコンフィグ(設定)作成を依頼したときのことです。「進め方がわからないので教えてほしい」という質問が来たのですが、あらかじめ渡していた設計書にきちんと内容が書かれていることを確認していました。ですので「ここはこう書くんだよ」と直接教えるのではなく、「ここに書いているから読んでね」と答えが書いてある場所だけを伝えたのです。結果的に自分で読み直して解決してくれました。現場では誰かが作った設計資料やマニュアルを読んで設定を起こすことも多いので、そういった訓練が必要だと考えています。

――ご自身の強みが、リーダーとしてどのように活きていると感じていらっしゃいますか。

一番は、私自身が最初からスムーズにできたわけではなかったので、できない人の気持ちを理解できる点です。「なぜわからないんだ」という感情を抑えることができます。もうひとつは、不器用なりに色々と積み重ねてきた分、「どうすれば効率的になるか」「仕組みを作る」という引き出しが多い点だと思っています。

技術とマネジメントの両輪で高みへ。

――最後に、今後の目標や目指していきたいポジションについて教えてください。

技術的なスペシャリストになることが目標ですが、自分一人でできることには限界があるとわかっているので、マネジメントも並行して学んでいきたいです。メンバーのテクニカルスキルを高めつつ、マインドセットをアップデートしていくような仕組みを作り、エンジニアとしても段階的にレベルアップしていきたいです。

――その目標に向けて、現在取り組んでいることはありますか。

仕事で触れる情報だけだと限りがあるので、自己啓発やコンサルティング、マネジメントの書籍なども積極的に読むようにしています。また、経験の浅いメンバーでも品質を保てるように資料のフォーマットやひな形作りにも着手しています。「仕組みを作る」ことへの関心は、リーダーになってからますます強くなっています。

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