【メンバーインタビュー】「伝える力」で信頼を築く、エンジニアの成長軌跡
インフラエンジニアとしてキャリアをスタートし、より成長できる環境を求めてアイティアスリートへ転職された岩松さん。ネットワーク技術の習得に加え、「相手に正確に伝える力」の重要性に向き合いながら、現場での試行錯誤を重ねてきました。今回は岩松さんに、これまでの経験や成長の転機、そして信頼されるエンジニアを目指す上で意識していることについて伺いました。
インフラエンジニアとしての原点と、切磋琢磨できる環境を求めた決断。

――大学ではどのようなことを学ばれていたのでしょうか?
子供の頃からパソコンを使って仕事をすることに憧れがあり、大学では情報通信系を専攻していました。大学は通学に1時間以上かかっていたんですが、大学2年の頃にコロナ禍に入りました。通学がなくなった分、移動時間を課題や自主学習に回せたので、時間をかなり有効に使えたんです。今やっている在宅ワークと近い環境を学生時代に経験できたので、時間の使い方という面ではすごく良い経験だったと思っています。
――新卒ではどのようなお仕事をされていたのですか?
地元の情報通信インフラ系の会社に就職して、ネットワークの構築や保守を担当していました。前職での一番の学びは、「インターネットとさまざまな業務や設備が組み合わさった事例」をたくさんインプットできたことです。介護の現場にもLANが絡んでいたり、人感センサーや防災無線もネットワークに組み込まれていたりと、自分のイメージよりもはるかにネットワークが社会の深いところまで関わっているんだという発見がありました。また、当時の課長が「お客様の機器を健全に維持する」という言葉をよくおっしゃっていて、それは今でも大切にしている考え方です。
ただ、職場には自分と同じようなエンジニアが2〜3人しかおらず、もっと多くの仲間と切磋琢磨し、刺激を受けながら成長したいと考えるようになり、転職を決意しました。
――数ある企業の中で、アイティアスリートを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
転職サイトで見た「エンジニアが生き生きと働ける会社」という言葉です。他の企業は事業内容を前面に出すことが多い中、アイティアスリートは「社員」にフォーカスしている。面接で社長とお会いした際、オフィスを案内してくれたり、「この後飲みに行く?」と気さくに誘ってくれたりと、距離の近さに驚きました。ここなら自分の意見を率直に伝えられ、伸び伸びと働けると確信し、入社を決めました。
技術力だけでは足りない。アウトプットの質を磨いた入社初期。

――入社直後は、どんな点に苦労しましたか。
4月から10月頃までは、とにかくネットワークの技術力を高めることが重要だと考えていました。ただ、上司から「どれだけ知識をインプットしても、正確にアウトプットできなければ意味がないよ」と言われて、そこで大きく考え方が変わりました。実際、お客様に説明しても「それってどういうこと?」と土台の部分から聞き返されることが多くて、自分でも課題を感じていました。
――そこから、どのように改善していったのですか。
PREP法(結論→理由→具体例→結論)やSDS(要点→詳細→要点)のように、結論から伝える構成を意識するようにしました。相手が受け取った時に処理しやすい伝え方を意識した結果、会話がかなりスムーズになりました。日々の業務の中で上司からフィードバックをもらいながら、「今日の説明はわかりやすかったですか」と振り返りを依頼して、細かく修正していったんです。最初はリモート環境ということもあり相談の距離感がつかめず、報連相も十分にできていなかったように思います。ただ、振り返りを重ねるうちに先輩と話しやすくなり、こまめに確認する習慣ができました。
――現在はどのようなプロジェクトに携わっていますか。
大手航空会社に関わるネットワークの運用保守案件で、私は2025年4月から参画しています。チームは5名で、そのうち4名がエンジニアです。ネットワークとセキュリティの担当に分かれていますが、完全に線引きされているわけではなく、状況に応じて互いに補助し合う体制です。私の主な役割は、安定運用を維持することと、障害発生時の切り分け対応です。加えて、手順書作成や運用改善、自動化の検討も進めています。手動で行っている作業をVBAやPythonで自動化して、人の手を減らし、工数を下げるのが今のミッションのひとつです。
信頼されるエンジニアへ。技術だけでなく、伝える力を磨く。

――入社後、一番成長したと感じる点は何でしょうか。
やはり、アウトプットの質です。以前は聞き返されることが多くて、「何が駄目なんだろう」と悩むこともありました。今は伝え方がある程度自分の中でテンプレート化されていて、以前より自然に言葉が出るようになっています。これは本を読んだだけではなく、実践を繰り返して身についた感覚です。前職では、お客様と直接話す機会が少なく、営業担当が間に入って翻訳してくれていたので、課題が表に出にくかったのだと思います。
――チーム内で意識している連携のポイントも教えてください。
なるべく口頭で会話をすることを意識しています。テキストは整理して送れる利点がありますが、受け取る側が読み込む必要があり、疑問があってもその場で深掘りしにくい。だから、わからないことがあればまず電話で話すようにしています。新しく入ったメンバーにも「わからなかったら気軽に電話しよう」と伝えていますし、チャットの内容を見て「自分ならこう返す」「ここも補足した方がいい」とフィードバックすることもあります。私自身が先輩にそうしてもらって動きやすかったので、同じように後輩にも伝承していきたいですね。
――今後の目標を教えてください。
信頼されるエンジニアになりたいです。技術力はもちろん必要ですが、それ以上に、相手にわかりやすく伝える力や、認識のズレをなくすコミュニケーションはこれからも磨き続けたいと思っています。キャリアの方向性でいえば、技術を極めるスペシャリストというより、顧客折衝や調整も含めて価値を出せるジェネラリスト寄りかもしれません。最近は生成AIも壁打ち相手として使っていて、「この文章で伝わるか」「別の表現はないか」と試しながら、会話の精度を上げています。上の立場になっても、相手に伝える力は必ず必要になります。だからこそ、そこは今のうちから鍛えていきたいです。



