最終更新日:2026.10.19

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運用から設計へ。上流工程を目指してアイティアスリートへ

――まずは、これまでのご経歴を伺えますか。

元々はIT業界の出身ではなく、建設業界で現場職人として働いていました。水道工事や外構工事など、幅広い現場を約3年経験しましたが、もともとPCを使ったものづくりに携わりたいという思いがあったため未経験でIT業界へ転身しました。インフラ・サーバーの監視・運用業務を約2年間経験していました。

――そこからアイティアスリートへの入社を決められた理由を教えてください。

前職では24時間365日体制の監視・運用業務を担当していましたが、ちょうど子どもが生まれた時期でもあったため、日勤・夜勤・夜勤明け休みという変則的なシフト勤務が体力的な負担につながっていました。また、運用だけでなく設計などの上流工程へステップアップしたいという思いも強くなり、転職を考えるようになりました。数ある選択肢の中でアイティアスリートを選んだ決め手は、面談時に感じた社員の皆様の雰囲気です。質問をすればすぐに答えが返ってくるフレンドリーさがあり、社長との面談でも距離感が近く、話しやすかったことが印象に残っています。

最初の現場で身に付けた、先回りして動く力

――入社後、最初に参画されたプロジェクトについて教えてください。

大手自動車メーカー様の工場内ネットワーク構築プロジェクトに、途中から参画しました。未経験だった設計業務に入社後すぐ携わることになり、当時の上司に確認しながら実務のなかで知識を吸収していきました。また、関係する複数のベンダー様との作業統制やとりまとめが主な業務だったため、調整ごとをすべて把握しておかないと認識のズレが生じてプロジェクト全体の進行に影響しかねません。最初はその事前調整が大変でした。1年以上にわたって携わったのですが、案件ごとにタスクが縦割りになっていたため、プロジェクトメンバーという立場でありながらも小規模なPM(プロジェクトマネージャー)に近い役割を任せていただけて、とても勉強になりました。

――認識のズレを防ぐために、どのような工夫をされていたのでしょうか。

自分が伝える際はできるだけわかりやすく説明し、自分がわからないことは放置せずに解消されるまで何度でも確認するようにしていました。専門知識があると、つい専門用語で話してしまいがちですが、専門知識を持たない方にも伝わるように説明することの大切さは、上司の立ち振る舞いから学んだ部分も大きいです。

お客様の情報システム部門と施工・配線ベンダー様が直接契約関係にあるなかで、一部調整・統制役を担っていたため、工事日程などで認識のズレが起きそうな際には、間に入って事前に確認・調整を重ねました。その結果としてトラブルを未然に防ぐことができ、お客様から「気づいてくれてありがとう、おかげでスムーズに進んだ」と感謝の言葉をいただいたこともあります。この経験を通じて、案件の流れや傾向が掴めるようになり、次に起こり得る問題を予測して先回りして動く力が身に付いたと感じています。

新たな環境で直面した壁と、主体性への気づき

――その後、別のプロジェクトへ移られたのですね。どのような案件だったのでしょうか。

大手化粧品会社様のリモートアクセス環境のリプレイス案件に、メンバーとして参画しました。導入を予定していた機能について、途中でセキュリティ上の重大な懸念が判明し、急遽別の方式での対応が必要になりました。代替案の検証を進めるなかで通信の安定にも時間を要し、スケジュールの調整が必要になるなど、難しい局面が続きました。

――その状況には、どのように対応されたのでしょうか。

プロジェクトメンバー3人だけで抱え込まず、チーム外のメンバーにも状況を共有し、協力を求めました。当社は相談しやすい社風のため、快く協力してもらうことができ、チーム外のメンバーから得た情報をヒントに、ベンダー様と検証を重ねて原因の特定に至りました。ただ、導入後の保守・運用体制の立ち上げに向けたヒアリングや提案も並行して行う必要があったため、時間的にはかなり厳しい状況でした。

このような状況のなかで学ぶことは多くありました。反省点としては、お客様の前に立ってくれていたもう一人のメンバーに頼る場面が多かったことから、もっと自分が主体的に前へ出てコントロールすべきだったと思っています。一方で、リモートアクセスという新しい技術領域を経験できたことや、知見豊富な先輩からわかりやすい資料作成や伝え方を直接学べたことは、大きな収穫になりました。

再び任された現場で、リーダーとして前に立つ

――その後、最初のプロジェクトへ戻られたのですね。どのような経緯だったのでしょうか。

大手製薬会社様のプロジェクトが一区切りついたタイミングで元のプロジェクトへ戻ることになったのですが、それまでとりまとめを担っていた上司が担当を離れることになり、自分がその後任兼まとめ役として、メンバー4名、自分を含めて5名の体制を任されることになりました。引き継ぎの期間が前のプロジェクトの繁忙期と重なったこともあり、実務のなかでキャッチアップしていく大変さもありました。

――マネジメントをする立場になって、意識されていることはありますか。

1人で抱え込まず、任せられる仕事はメンバーに頼み、自分はフォローに回るというスタンスを意識しています。現在は元のプロジェクトに加えて、別部署が担当していた屋外駐車場向けの無線LAN環境構築という派生案件も同時に引き継ぎ、2つの案件を並行して見ている状況です。

挑戦の多い時期ではありますが、既存メンバーにフォローしてもらいながら、新しい案件についても関係者へ聞き込みを重ね、全体の指標を立てられるようになってきました。以前のプロジェクトで「もっと前に立つべきだった」という思いがあった分、新しい案件では自分が前面に立ってお客様と直接会話や交渉を行っており、着実に力をつけられている実感があります。また、このプロジェクトを離れている間に既存メンバーが成長し、お客様との定例会議で信頼されている姿を見られたことも、大きな喜びでした。

――最後に、今後のビジョンを教えてください。

現在のプロジェクトを頼もしいメンバーへ引き継ぎながら、自分自身はお客様が抱える課題に対して幅広い選択肢を的確に提案できる、より高いレベルのコンサル型・提案型のPMを目指していきたいと考えています。専門知識を持たないお客様の目線に立ってわかりやすく説明できることや、フランクに相談してもらえる関係性を築けることといった強みを活かしながら、これからも成長を続けていきたいです。

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