最終更新日:2026.10.15

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それぞれのやり方で継続する、日々のインプット習慣

――高橋さんは、日々どのようにして新しい知識をインプットされていますか。

高橋さん(以下、高橋):まず幅広くIT系の記事に目を通すようにしています。スマートフォンでニュースアプリに一通り目を通し、まずは広く浅くインプットしておくのが基本です。そこから実際にお客様の課題を聞き、「前に読んだあの情報が活用できそうだ」と感じたタイミングで、初めて深く調べていきます。移動時間や、業務の合間の気分転換に、隙間時間を使って見るようにしています。

また、インターネット上で公開されている情報だけでは業務を遂行するには不十分なことも多いので、一次情報を自分から取りに行くことを大切にしています。先日も、これまで扱ったことのない機器と既存のサーバーを統合したいというご相談をいただいたのですが、製品の仕様がインターネット上だけではわからなかったため、メーカーへ直接問い合わせて打ち合わせの場を設けました。

――技術的な情報以外に、意識して学んでいることはありますか。

高橋:ヒューマンスキルの部分は書籍から学ぶことが多いです。今は「チームビルディング」をテーマにした本を読んでいます。トレンドの変動が多い技術的な情報はWebから、流行に左右されにくいマネジメントに関する知識は書籍から、というように役割に応じてインプットの方法を使い分けています。

――続いて小林さんに伺いたいのですが、普段はどのように学習されていますか。

小林さん(以下、小林):業務で必要になった知識に加えて、資格試験の勉強も並行しています。具体的には、「CCNP」という資格の取得を目指しているところです。最近は、拠点間接続で使う特定のネットワーク機器の知識が必要になったのですが、記事を探すよりも生成AIと対話しながら学ぶことが多いです。わからない用語があればわかりやすく教えてもらうよう質問しますし、設定がうまくいかないときは改善点を相談することもあります。資格取得に向けては、生成AIにクイズ形式で問題を出してもらったり、社内の実機を使って実際に接続を確認したりしながら、着実に準備を進めています。

学んだ知識を実践し、次の学びにつなげていく

――知識が実際の業務で役立った経験について伺いたいのですが、まず小林さんはいかがですか。

小林:座学だけで身についた知識がそのまま即役立つということはあまりないのですが、まったく知らない状態で業務に携わるより、聞いたことがある状態から調べ始められる分、業務の効率は大きく変わってくると感じています。

直近ですと、複数の保育園様のネットワークを更改する案件に携わっているのですが、拠点間を安全につなぐ「VPN」という技術を事前に学んでいたことが役に立ちました。もしその知識がなければ接続方法の検討そのものから始めることになりますが、VPNという手段を知っていたおかげで、ゼロから検討するのではなく、VPNを使ってどう実現するかというところから検討をスタートできました。

あわせて、保育園様の1日の流れなど、業界の様子にも関心をもつようにしています。そこまでの細かい情報がなくても業務はできますが、知っていたほうがお客様に対してより良いサービスをご提供できると思うからです。例えば今回の保育園様の案件では、「午後のお昼寝の時間には音が出ないようにしたほうが良いだろうな」など、お客様の状況を想像しながら作業スケジュールを組むようにしています。

――高橋さんは、学んだ知識をどのように実務に活用していますか。

高橋:私は生成AIに関する案件を3年近く担当しているのですが、その経験がプリセールス(技術営業)としての業務にとても役立っています。以前は提案書の作成や下調べをすべて自分の手で行っていましたが、今は生成AIを活用することで工数を大きく減らすことができています。また、生成AIの活用を推進するコミュニティにも関わっているため、さまざまな活用事例が自然と集まってくる立場にもあり、良い取り組みがあれば積極的に取り入れるようにしています。例えば、新しく入社した社員向けの学習資料を生成AIが担うという事例を知り、自社でも取り入れられないかと検討しているところです。

――一方で、実務の中で新たに感じている課題や、これから学びたいと思っていることはありますか。

高橋:私自身は、これまで案件を1人で担当する機会が多かったこともあり、チームをまとめる経験を今まさに積み重ねているところです。メンバーへの気配りやフォローの仕方も含めて、チームビルディングを学びのテーマとして意識するようになりました。



小林:私は、自動車業界のお客様の案件について、見積もりの立て方や資料の作り方、成果物の提出方法といった、そのプロジェクト特有の進め方を重点的に学んでいるところです。これまでは過去の資料を参照しながら知識を補ってきましたが、今後はそうした知見を整理し、これから携わる方がスムーズに学べる仕組みづくりにも取り組んでいきたいと考えています。

互いの知識を持ち寄り、学びを広げられるチーム

――エンジニア同士で、技術について相談し合う機会は多いですか。

小林:そこまで多くはないのですが、困っているメンバーがいれば一緒に調べたり、知っていることはアドバイスしたりしています。私自身は人に聞くよりも、まずは過去の資料やWeb、生成AIで調べ尽くしてから、それでもわからないときに聞くようにしています。ただ、判断に迷ったときは別です。以前、案をいくつか考えたもののどれが良いか決めきれなかったとき、高橋さんに複数の案の中でどれが良いか相談し、経験や知識を借りながら判断したことがありました。

――小林さんが他のメンバーに教える機会はありますか。

小林:頻度は高くないですが、技術的な質問を受けて調べて回答することはあります。今考えているのは、自分自身の理解を深めるためにも新しく勉強会を開きたいということです。実際、チームでは資格取得を見据えた勉強会がすでに始まっていて、CCNPの取得を目指して毎朝30分、時間を決めて取り組んでいます。約1か月前から続けているもので、テキストを15分ほど読み込んで理解し、5分ほどで資格試験を想定した小テストを2問ぐらい解き、残り10分ほどで学んだ内容についてディスカッションをしています。特定の誰かが教えるのではなく参加者同士で一緒に学ぶという形式です。チームの定例会議でスキルアップのための勉強会を提案する声が上がったことがきっかけで始まりました。

――高橋さんも、同じように教え合う機会は多いですか。

高橋:私はどちらかというと、教えてもらうことのほうが多いです(笑)。特にネットワークの技術的な部分はメンバーのほうが詳しいので、対応方法についてよく質問しています。小林さんが担当していた案件でも、特定のネットワーク機器を使った設定について検証を依頼することがありました。役職に関わらず、お互いの得意分野を頼り合える関係ができていると感じます。

――最後に、これから入社を検討している方へメッセージをお願いします。

高橋:IT業界は移り変わりが早いからこそ、さまざまなことに興味や好奇心をもって学び続ける姿勢が大切だと思います。調べた上でできないかもしれないと感じても、まずやってみることが何よりも大事です。当社は興味を持ったことに挑戦しやすい環境なので、学びをそのまま行動につなげたい方にとって、力を発揮しやすい会社だと思います。



小林:私も、IT業界にいる限りは一生学び続ける必要があると感じています。わからないことが出てきたら後回しにせず、時間をつくって調べたり、実機を使って実際に試したりすることで理解が深まります。知らないことに挑戦するのは怖さもありますが、日頃から知識を蓄えておくことで、その怖さは少しずつ軽くなっていくはずです。

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